第 4 回食文化調査において初めて調査に同行した。

日程は 3 月 5-6 日の 1 泊 2 日で、行先は石川県の金沢市と七尾市。私にとって金沢は 2 回目 (以前に学会で)、七尾は初めてだった。

東京はもう春めいてきていて、2 月の寒さは終わっていたが、金沢で新幹線を降りると、まだ冬の寒さだった。天候は 1 日目が雨、2 日目が晴れ。移動があるので、2 日とも晴れてくれたら良かったが、北陸は雨が多いとのことなので、幸運と思うべきだろう。

学部 1 年生の 3 人の学生の引率という仕事だったが、疲れもしたけど、楽しかった。

学会出張を除けば旅行なんてまずしないので、まさか 40 過ぎて、19 歳の学生 2 人と 20 歳の学生 1 人と泊まり掛けでどこかに出掛けることになるとは思ってもいなかった。新幹線のチケットを取ってくれた JTB の担当者が気を使ってくれたのか、行きと帰りの両方とも 4 人まとまった席 (4 人向き合って行ける席) だった

彼等は会話の内容がとにかく若かった。3 人とも同じアカペラサークルのメンバーだからなのかは分からないが、歌を歌いながら北陸の情緒溢れる街を闊歩していた。きっとまだ見るもの全てが輝いて見えるのだろう。逆になぜかポール・ニザンの『アデン、アラビア』の冒頭を思い出す。

「あの時、僕は 20 歳だった。それが人の一生のうちで最も美しいときだなんて僕は誰にも言わせはしない。」

あれは素敵な書き出しの小説だったな。

まあいい。こんな石川ボーイズであるが、彼等は第 4 回食文化調査に参加してくれた学生の中では、応募が 1 番遅く、調査が 1 番早いグループだったので、十分に準備が出来ず、移動や取材でトラブルが起こらないか、正直不安だった。しかし、特にトラブルもなく、むしろ、取材先で「先生のところの学生さん達、礼儀正しいわね」なんてほめて頂いた。ミスと言えば、私が取材中の録音を一部失敗していたことぐらいだろうか。もう少しすったもんだあっても楽しかったかも知れないな、と帰って来た今では思ったりもする。

石川チームは現在報告書の作成に取り組んでいる。調査結果を良い報告書にまとめ上げたいと思っている。完成したら、こちらのブログで報告したい。