Enteropathwayとは
Enteropathwayは東京科学大学生命理工学院山田研究室が開発したヒト腸内細菌に特化した機能アノテーション用データベースです。800以上の機能単位(モジュール)を含み、遺伝⼦や代謝物の関係をインタラクティブに可視化したソフトウエアで即座に探索することが可能です。Enteropathwayは腸内細菌が関連する代謝経路を論⽂から経路は研究員によるマニュアルキュレーションであり、参照⽂献が紐ついています。 基本的な代謝経路の探索から、新しい機能の探索やユーザー自身が独自に開発する解析にも役立ちます。
Enteropathwayの主な特長
代謝経路は、カスタマイズ可能なweb UI上にまとめられています。
独⾃データのpathwayへのマッピング、統計解析がweb上で可能です。
機能単位情報もダウンロード可能であり、ユーザーが独⾃で⾏う解析にも使⽤可能です。
利用規約
一般公開と有償利用
Enteropathwayは一般に公開したソフトウェアでアカデミア向けに開放しています。それ以外の団体や個人が本ソフトウェアを活用し外部発表、知的財産権等を取得する際は有償にてデータ利用をお願いします。詳しくは「Entyeropathwayの商用利用」についてをご確認ください。
ログイン機能
高度な研究目的にログイン機能を追加しています。
・Browserで可視化したマッピングデータのダウンロード
・APIを用いた可視化したデータのダウンロード
・Browser上で可視化したマッピングデータ結果をURLで同じ所属者同士で共有
・マッピングデータの保存
・データのダウンロード
ログイン機能は1年ごとの更新となります。利用登録から満1年を過ぎますと失効しますので、再度新規登録をお願い致します。
Enteropathwayの商用利用について
Enteropathwayを利用して営利活動を行う場合には、東京科学大学とデータ有償提供契約を締結して頂きます。詳細はお問い合わせください。
Enteropathwayの機能一覧 | ログインなし | ログイン機能付き | |
ユーザー種別 | – | アカデミア*1 | 法人 |
利用申込方法 | 不要 | Web上で登録*2 | 東京科学大学とデータ有償提供契約 |
料金 | 無料*3 | 無料 | 有償*3 |
期間 | – | 1年更新 | |
アカウント数 | – | 1 | 10 |
Browse上でデータの可視化 | ✔︎ | ✔︎ | |
マッピングデータの保存 | X | ✔︎ | |
Browser上で可視化したデータのダウンロード | X | ✔︎ | |
APIを用いたデータの可視化 | X | ✔︎ | |
APIを用いた可視化したデータのダウンロード | X | ✔︎ | |
Browserで可視化したマッピング結果を独自URLで共有 | X | ✔︎ | |
統計処理(enrichment解析) | ✔︎ | ✔︎ | |
図を除く全データのダウンロード | X | ✔︎ |
*1 大学生(修士、博士課程を含む)、非営利の学術研究機関に所属の方
*2 所属先で発行されるドメインのEメールでご登録ください。ウェブメールなど所属先を確認出来ないドメインではご登録は出来ません
*3 営利団体の方のご利用は有償となります。東京科学大学とデータ有償利用契約の締結が必要です
詳しくはinfo@jchm.jpまでお問い合わせ下さい
データの全体または一部を商業目的で使用・再配布する場合は、原資料(Enteropathway)の明記を必要とします。データをダウンロードしたユーザーは、その出版物において、論文に引用するようお願いします。
ご不明な点は下記までご連絡をお願いいたします。
連絡先:東京科学大学生命理工学院山田研究室
准教授 山田 拓司
email : info[at]jchm.jp
ホームページ:https://comp.bio.titech.ac.jp/
論文 : Enteropathway: the metabolic pathway database for the human gut microbiota
2024年11月19日現在